神奈川県横須賀市には魅力的なスポットが多くあり、東部にある久里浜もその一つです。
三浦半島のちょうど真ん中あたりにあり、東京湾や相模湾が一望できる地域で、多くの宿泊施設があります。
そんな時にホテル以外の選択肢として考えたいのが民宿と旅館です。
しかし、それぞれの違いは何なのか分からない方も少なくありません。

・久里浜には旅館だけでなく民宿もある
久里浜は、旅館やホテルが宿泊施設のメインですが、少なからず民宿も存在します。
そんな民宿ですが、「簡易宿所営業」として許可を得ている施設がほとんどです。
簡単に言えば、旅館の定義をクリアしないものの、緩い条件で宿泊許可されている施設です。
その条件は、延べ床面積が33平方メートル以上(宿泊者数が10人未満の場合は1人あたり3.3平方メートル)、男女区別された適当な規模の入浴設備、適当な規模の洗面設備です。
入浴施設がなくても営業できる旅館と異なり、入浴設備が義務付けられているものの、延べ床面積などの面で緩い条件になっています。
ちなみに旅館の場合は、和式の構造設備による客室の床面積は、それぞれ7平方メートル以上となっています。
つまり、民宿であれば3.3平方メートルの部屋を用意するだけで良いですが、旅館の場合は最低その倍以上の広さの部屋を用意しなければいけません。
また、民宿は数人程度泊まれる規模でも認可されますが、旅館の場合は5室以上、つまり最低5人以上泊まれる設備であることが求められます。

・民宿にもメリットがある
基準だけで見れば旅館の方が快適性が高いため、久里浜の場合民宿よりも多く存在します。
しかし、旅館にはないメリットが民宿にはあります。
それは、価格、アットホーム、素泊まり可能という点です。
価格は一概に言えませんが、基本的に民宿の方が安く上がります。
そのため、費用を節約したい方は民宿を選びます。
次にアットホームであることが多く、宿泊者が少ないので、より細かな対応をしてもらえるのが特徴です。
むしろ、それが民宿の強みにもなっています。
素泊まりもできます。
旅館は素泊まりが基本的にできませんが、民宿は可能です。
とりあえず泊まる場所が欲しいという場合も民宿は活躍してくれるでしょう。