・建物崩壊は絶対にあってはならないこと
工事と一言で言っても、いろんな種類があります。人が利用する建築物を建てるのも、一種の工事。建物の用途はそれぞれですが、人が出入りする建物になると安全性は絶対に確保しなければいけなくなります。
海外では安全性を度外視した建築がたたり、ビルが崩壊。ビル崩壊の様子は、ネットの動画で観ることができます。絶対にあってはいけない事です。日本で建物の崩壊は、ほとんど聞かない話。天災による崩壊はあるものの、何もない中での崩壊は聞きません。ひとえに、携わる職人の実力が大きいからでしょう。

・1000年語り継がれる技術
建築に関する凄腕技術は、数千年単位と受け継がれています。京都で有名な寺院では、釘が1本も使われていない建物が。懸造(かけづくり)と呼ばれる方法で、建設されたものです。長い柱を中心とした造りです。懸造が生まれたのは、平安寺時代と言われています。1000年も前から、レベルの高い技術が既に活用されていたのは、驚くばかり。
懸造は木造ですが、鉄筋でもすごい技術が使われています。代表的なものは耐震性でしょう。東京を襲った未曾有の大地震でも耐えられる造りは、世界的に見ても珍しい部類に入ります。

・人手不足問題

ただ最近は、建築に携わる人が少なくなってきました。人手不足が懸念されており、このままでは1000年の技術も露と消えるでしょう。しかし、人手不足だからとはいえ手抜きは絶対に許されないもの。人の命がかかっていますので「人手不足だから」というのは、言い訳にもなりません。
そこで、人手不足でもレベルの高い建築が出来る技術があります。その中の1つが「デッキプレート」。

・デッキプレートとは?
デッキプレートとは、デッキと呼ばれるものを並べてプレートにしたもの。梁の上にデッキを並べて、溶接などで固定。コンクリートを流し込んで、建物の強度を絶対的にするものです。
デッキプレートの登場により、人手不足問題は解決。さらに工期短縮とコスト削減にも繋がります。
東京でもデッキプレートを使った様々な工事が行われています。デッキプレートを使った工事には、鉄骨付デッキ工事・合成デッキ工事・♭デッキ工事といったものがあります。